「信じる者になりなさい」

A. エル・シャダイの作詞者

 「それが自分の作品であろうと、他人のものであろうと、(歌の)メッセージを聞いた人々が、聖書的な社会を作るようになることがわたしの願いである」と、「エル・シャダイ(全能の神)」の作詞者マイケル・カード氏は言います。「エル・シャダイ」は、80年代に米国のクリスチャン音楽界で大ヒットしました。聖書学の先生でもあるマイケル・カード氏の願いは、人々がイエス様を礼拝するようになることなのです。
 イエス様は、疑うトマスに対し、「信じる者になりなさい」と言われました。

B.聖書より

イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」
ヨハネによる福音書20章29節

 「見ないのに信じる人」とは、復活のイエス様を目撃しなくても、他人の証言を受け入れる人(ペトロ第一1:8)、また証人たちが記した福音書を読み、イエス様を救い主として信じ受け入れる人のことです。イエス様は、「トマス、今に人々が信仰の目で見て、信じるようになる日が来るであろう」と言われました。
  イエス様を知らずに死んだ人たちにも、死後の世界でイエス様が宣教され、救いのチャンスが与えられています。しかし、死んでからイエス様を見て信じる前に、生きている間に、聖書や信者の証しを通して、イエス様の表わされた神さまを知って生きる方が、ずっと幸せなのです。

C. ポジティブ心理学 vs.キリスト

 「あなたは否定的で、支配的で、惨めだわ。それを変えなければ、わたしは思い切ったことをします」と、7年前、ジョン・ゴードン氏は奥さんに言われました。そこで、奥さんに一緒にいて欲しいとお願いし、自分を変える決意をしたのです。彼は、自分がいかに否定的で、恐れやストレスといった感情に人生を支配されているかに気づき、ポジティブな道を選び、それを自分の生き方としました。そして、自らが書いたポジティブシンキングの二冊の本はベストセラーとなりました。しかし、あるとき途端に本が売れなくなり、満たされない思いと、かつての古い問題が戻ってきたのです。
 彼は「ニューエイジ運動」と呼ばれるものを求めていました。それは1970年代後半から80年代にかけて流行した霊性復興運動で、既存の文明や科学、政治体制を批判し、超自然的な思想をもってそれらから解放され、真に自由で人間的な生き方を模索しようとする運動です。しかし、自分の限界は所詮超えられません。ゴードン氏は何か包括的な教えがあるはずだと再び探求し始めます。
 すると、ある友人が牧師の説教のCDをくれました。牧師は愛なるイエス様について語っており、黙想すると十字架が見えるようになってきました。そして人生を変えたのは、ある仏教徒との会話でした。ゴードン氏は彼に「最近、キリストのことがとても気になるのだけど」と聞きました。すると仏教徒は答えました。「ジョン、そういう仕組みになっているんだよ。仏教徒は、黙想したり、様々な修行を積み重ねて、悟りを得るために限りなく時間を費やす。しかし、キリストに関しては、イエスを受け入れれば、イエスは、人の魂の傷みを取り去ってくださるのだ」と。ゴードン氏はイエス様に人生をお委ねする決意をしました。
 イエス様は単に教えるために地上に来られたのではなく、わたしたちと共におられ、愛し、死んでくださり、救ってくださるために来られました。そのイエス様に生涯を捧げることで、人は真にポジティブになれるのです。今やゴードン氏は、結婚とキャリアも、イエス様によって救われ、信仰により真に前向きな生涯の送り方を語っています。

D.結び

 全能なる神さまは、わたしたちを祝福で満たしてくださる力を持っておられるお方です。その愛なる神さまの祝福を得るのは、救い主を受け入れ、謙虚に主に従って行くときです。それこそが幸いな人生なのです。   
御翼2008年1月号その2より


  
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