「わたしは、あなた方を孤児(みなしご)とはしない」

A. 映画俳優、スティーブ・マックイーン
 スティーブ・マックイーンは生後6ヶ月のとき両親が離婚、母親の実家で養子として育てられます。逮捕歴が4回あった彼は、14歳から1年半、少年院で暮らしますが、この時、ある先生から「君には、何かすばらしい才能を感じる」と温かい言葉を掛けられました。誰からもそんなことを言われたことのなかったマックイーンは、これがきっかけでやる気になります。そして21歳で俳優になると、『荒野の七人』『大脱走』など大ヒットの連続となり、世界的なスターとなりました。
 人は誰でも、そばにいて励ましてくれる存在が必要です。イエス様は、「あなたがたをみなしごにはしておかない」と約束されました。

B.聖書より
わたしは、あなたがたをみなしごにはしておかない。あなたがたのところに戻って来る。
                                   ヨハネによる福音書14章18節

 弟子たちは、十字架に向かわれるイエス様に見捨てられたという思いになりました。ところがイエス様は、「あなたがたを孤児のまま捨ておきはしない。わたしは戻って来る」と、ご自分の復活について語られました。十字架の死から復活されたイエス様は、絶望を希望に変え、死を滅ぼす力をもって、わたしたちの中に住まわれ、死と罪に勝利する人生を送れるようにしてくださいます。

C. 早期老化症のアシュリーちゃん―神さまが送られた天使
  「神さま、お赦し下さい。わたしは罪を犯しました」ロリーは、祖母の葬式の帰り、心臓が激しく鼓動し始め、突然怖くなり泣き叫びました。娘アシュリーが、プロジェリア(早期老化症:普通の人の何倍もの早さで年をとる病気で、平均寿命は13歳)と診断された母親のロリーは、毎晩のように娘を人に預け、麻薬パーティーへ出かけていたのです。
 ある日、娘が学校から貰ってきた新約聖書の前書き「悲しかったら、怒っていたら、さみしいと思っていたら、恐れていたら…」を読み、これは全部自分のことだと思ったロリーは、一気に新約聖書全部を読んでしまいます。文字を目で追うだけでも、ロリーの気持ちが軽くなり、毎日、聖書を読むようになりました。すると不思議なことに、麻薬も酒もタバコも一切口にしなくなり、禁断症状もありませんでした。知人に誘われ教会に行くようになったロリーは、牧師からキリストが罪の贖いのために遣わされた話を聞くと、神さまは本当におられ、ずっとわたしと一緒にいてくださった、と強く感じるようになります。そしてある時、耳の近くで「ブンッ!」という音がして、何かの光が一瞬、彼女の脇を通り過ぎ、「あ、神さまは本当におられる。わたしと一緒におられるんだ」と感じました。その瞬間から、それを頭だけでなく、心でも理解することができるようになったのです。やがてロリーもアシュリーも洗礼を受けました。
 神さまの前に罪を悔い改め、両親にもこれまでのことを謝ると、娘のアシュリーへの思いも変わってきました。これまでは、仲良くなればなるほど、やがて訪れる死別が辛いと、いつのまにか、娘と深く関わることにブレーキをかけていましたが、今やロリーは死を全く恐れません。彼女もアシュリーも神さまによって永遠の命が与えられ、天国に家を持ったのです。肉体は日に日に衰えますが、アシュリーも神さまの国で永遠に生き続ける、ここに希望を見出しました。
 「・・・神さまがわたしにしてくれたように、わたしの言葉で、世界中の一人でも救ってあげることができたら、という思いが、わたしを前に進ませました・・・『自らの死や生きる目的を考えてほしい』そうお望みになった神さまが送り込んでくれた天使―それがアシュリーなのです」と語ります。絶望の中にいたロリーも、復活の主と出会うことで、自分の過去の過ちを明かしてまで世界中の人々を助けたいと思うようになったのです。

D.結び
 復活されたイエス様は、わたしたちの中に住まわれ、死と罪に勝利する力を与えてくださいます。「わたしはあなた方をみなしごにはしない。天国まで連れて行く!」と言われたイエス様に従って行きましょう。
                                                御翼2008年4月号その2より

               
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