「わたしがあなたがたを選んだのです」

A. もちろん、クリスチャンです!

 

 “You’re a Christian!” (クリスチャンですね?)と尋ねると、”Very much so.”(もちろん!)と笑顔で答えが返ってきました。牧師先生がアメリカ旅行中、ギター店の地下で行われている音楽会へ立ち寄ったときのことです。プロらしきミュージシャンが、「わたしは、心をつくし、精神をつくし、思いをつくしてあなたを礼拝します ♪」(マタイ22:37)と歌っていたので、クリスチャンかと聞くと、その人は親しい友のように答えてくれたのです。
 イエス様を礼拝するものは、友であるという祝福が与えられます。わたしたちは、神さまに祝されるために、イエス様に選ばれました。

B.聖書より

あなたがたがわたしを選んだのではない。わたしがあなたがたを選んだ。あなたがたが出かけて行って実を結び、その実が残るようにと、また、わたしの名によって父に願うものは何でも与えられるようにと、わたしがあなたがたを任命したのである。
ヨハネによる福音書15章16節

 神さまは、わたしたちが1)喜びの人生を送り、2)世界に福音を証しする特使となり、3)イエス様の名によって求めるものは何でも与えてくださるため、4)互いに愛し合うために選ばれ、この世に命を与えてくださいました。  このように、わたしたちが神さまを選んだのでなく、愛のゆえにわたしたちを召し出してくださったのです。

C. チキンサンドのファーストフード店「チック・フィレイ」(Chick-fil-A)

 

 チキン・サンドの元祖「チック・フィレイ」は、クリスチャンのトロイト・キャセイ氏によって1967年創業されました。現在、アメリカ全体で1,040店もある会社へと発展しています。この店の最大の特徴は、稼ぎ時の日曜日には営業しないことです。日曜日は礼拝に出席し、神さまを敬うことが、ビジネスよりも大切だと社会に示すためです。日曜礼拝をしていると、神さまは不意に起こる問題を、神さまのためにより偉大な働きができる機会に転じてくださいます。
 チキン・サンドイッチ自体、ある問題をきっかけに生まれました。キャセイさんが最初に経営していた二つのレストランの一つが火災に遭い一店舗になったとき、ファーストフード店への転換と、新しいメニューを考える機会が与えられました。ある時、鶏肉の卸会社の人が相談にやってきました。この会社は、航空会社に骨と皮なしの胸肉を卸し始めましたが、機内食用のトレーに合わない胸肉が大量に余ってしまい、その卸先はないだろうか、と困っていたのです。キャセイさんにとっては、問題が解決した瞬間でした。フライドチキンは、揚げるのに時間が掛かり、骨がある中の方は生焼けとなりやすいことが悩みの種だったのです。神さまに選ばれているキャセイさんのために、神さまは全て必要なことを備えてくださっていたのです。
 1980年代に入ると、二つの大手ハンバーガー店がチキンをメニューに取り入れたため、胸肉の価格は急騰してしまいました。チック・フィレイは、緊急会議を開き、対策を練ります。具体案は出ませんでしたが、会社の方針が決まりました。

  1. 神から委託された物事に対し、忠実に仕え、神のご栄光を表わす。
  2. チック・フィレイと接する人すべてに、前向きな影響を与える。
   この数ヵ月後から、素晴らしいことが起こり始め、1983年には会社は28.9%の成長を記録、前年の損失を補うのに十分でした。
 キャセイさんは日曜日には営業しないことで、福音を証ししています。お店で働く人に奨学金を出したり、125人の里親になったり、教会学校教師をすることで、神さまの愛を分け与え、喜びに満ちた人生を送っています。

 

D.結び

 

 わたしたちは、喜びに満ちて福音を証しし、祈りによって何でも与えられ、愛し合うため選ばれました。一生涯、イエス様にお仕えし、限りない祝福を分け与える者となりましょう。
 御翼2008年5月号その3より

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