「魂の国へ」

A.魂の国 日本

 「日曜学校で神の存在を教えようとするなら、それは大きな誤りである。子どもたちが、生まれた瞬間から心に宿している神を、端(はた)の者に奪い取られないように、水を与えるのが大人の務めである。無いものに接木するのではなく、最初からあるもの、生長を約束されているものを培うのである」と、平和運動や伝道活動に命を注いだ賀川豊彦先生は言っています。礼拝にご両親と出席している0歳のYちゃんは人に挨拶し、会話し、よく礼拝しています。生まれたばかりのYちゃんも、礼拝によって魂が聖霊で満たされているのです。

B.聖書より

 「どうか、平和の神御自身が、あなたがたを全く聖なる者としてくださいますように。また、あなたがたの霊も魂も体も何一つ欠けたところのないものとして守り、わたしたちの主イエス・キリストの来られるとき、非のうちどころのないものとしてくださいますように。」(テサロニケ第一5:23)
 人には、知力と体力と霊力とがあります。ところがこの世は、知力と体力だけに目をとめて、この二つだけを伸ばそうとしています。
 魂は、外部から生命エネルギーを取り入れなければなりません。そして、取り入れなければならない最も大切なものは、神さまの霊で、イエス様の霊である聖霊のエネルギーです。シューラー博士は、魂のエネルギータンクは一週間で空になると言います。だから、毎週礼拝に出席し、魂に聖霊を注ぎ込んでいただくのです。聖霊は、イエス様の十字架による罪の赦しを信じ、悔い改めた時に、その低くされた心に与えられます。イエス様の十字架の死と復活とは、滅び行く魂を、神さまと結びつけるための出来事であったことを忘れてはなりません。新しい力ある生活は、そこから始まるのです。

C.「それは、私の父です」

 日本が台湾を占領していた時代、台湾人の間宮静子という女の子は、クリスチャンであったために、日本人小学校で教師からいやみを言われ迫害されていました。小学校六年生の時、彼女は成績が一番でしたが、その教師は、「お前は、成績は一番である。しかし、クリスチャンだから悪い」と言い続けました。けれども少女は信仰を捨てませんでした。
 日本の敗戦によって、この教師は鹿児島へ帰ります。少女は牧師夫人となり、1965年5月に九州で行われた日本基督教団の全国婦人大会に招かれました。その折、鹿児島の婦人会長に何げなく「私の台湾の小学校時代の受け持ちは、S先生でした」と話し掛けます。すると、相手の方は非常に驚いて、「それは、私の父です」と答えました。「あなたが、あの成績一番のクリスチャンの少女・間宮静子(察宝珍)さんだったのですか。父は、あなたの信仰によって、敗戦後キリスト信者になりました。私もそうです。父は死ぬまで、あなたに申し訳なかった、と言い続けていました。そして、あなたの写真を大事に部屋に飾っていたのです」。こう言って、今は牧師夫人であり、婦人会長である二人の女性は、手を取り合って、神さまへの感謝の涙にくれました。

D. 結び

 日本を、罪の赦しと神さまの最善の導き、祝福を与える福音を世界に宣べ伝える、魂の国にしましょう。
御翼2009年 新年礼拝メッセージより
  
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