「命への導き手であるイエス様」

A. 世界で最も恵まれた国――日本

 「私は日本が大好きです。それなのに、日本の皆さんはなぜ不平や不満ばかり言うのでしょうか」というのは、ミャンマーで生まれ育った盲目の若い女性です。マッサージを学ぶために日本に来ている彼女は、こんなに豊かで平和な国は他にないといいます。   
 国家、社会、家庭が悪くても、神さまを信じる者は、世の光として輝き、地の塩として役立つことができます。そしてイエス様の霊によるお導きがあることを知っていれば、勇気と平安が与えられ、この世に立ち向かうことができます。
 ペトロは、奇跡を目撃した民衆に、その力はイエス様によるものだと明言しました。

B.聖書より

 これを見たペトロは、民衆に言った。「イスラエルの人たち、なぜこのことに驚くのですか。また、わたしたちがまるで自分の力や信心によって、この人を歩かせたかのように、なぜ、わたしたちを見つめるのですか。使徒言行録3章12節
 足が不自由な男の人が癒されたのはペトロの力による、という民衆の誤解を解くために、ペトロは「なぜ、わたしたちを見つめるのか」と言いました。そしてこの出来事は、神さまの力によったのであると断言します。「わたしではなくて、わたしの中におられるイエス様が成し遂げてくださる」と考えるとき、平安と力とが与えられるのです。

C. 菅野万利子 ピアニスト

 ピアニストの菅野万利子さんは4歳でピアノを始め、相愛大学在学中から様々な賞を受賞、卒業後も米国やヨーロッパで学び、帰国後は大学で教えたり、関西を中心にコンサート活動を行ってきました。その頃は、失敗が許されない、競争としての音楽の世界において、曲をどのように弾くのが良いのか考え続け、頭も心もいっぱいでした。
 結婚し、ピアニストとしての活動を休止し主婦となると、子育て仲間の女性からキリスト教について教えられ、教会に通うようになります。そして信仰を持ち、祈りをささげ、讃美歌を歌うようにピアノを弾き始めました。すると、自分の力で自分ひとりで切り抜けて行かなければならないという緊張感や気負いから、神さまが導いてくださるという安心感、いつもここにいてくださって、相談相手にもなってくださるという実感を持つようになったのです。
 その後、菅野さんはリウマチ反応が高く出て、もうこれでピアノは弾けなくなるということを覚悟しました。すると、家族が見えたり、毎日の生活の一つひとつが、色づいて見えたりしてきたのです。不思議と体は回復し、一年ぐらいで腫れや痛みが消えて行ったので、そこからまた少しずつ、演奏活動を始めました。現在、主婦業の傍ら、近所の子どもたちにピアノを教えたり、ミッション系の学校やキリスト教会を中心としたコンサート活動を行っています。
 かつては、自分の力で、自分ひとりで切り抜けて行かなければならない、責任も全部自分で持たなければならない、という緊張感と気負いで生きていた菅野さんでした。病を通して信仰が強められた菅野さんは、この世的な成功を求めた罪を赦してくださり、神の国の祝福へと導かれる神さまのご栄光(性質)を表わすために、聖霊で満たされて演奏しています。

D. 結び

 神さまから与えられた賜物で成す素晴らしい業も、人は自分の力で行ったと思い込み、自分の力を心配しては、失敗したり、あせったり、結果を恐れたりします。しかし、聖霊という形で自分の中におられるイエス様が善い業を成し遂げてくださると知るとき、私たちは平安と力が与えられます。私たちも人生の航海で、善い業を完成してくださるイエス様を主として、神の国へと進んで行きましょう。
 御翼2009年5月号その2より


  
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