「選ばれた者は、祝福を分け与える」

A. 新幹線改札口でお客様案内をするYさん

 鉄道総研での勤務が始まった教会員のYさんは、4月、5月と、鉄道員としての様々な現場を体験する実習をしています。埼玉県のJR大宮駅で、Yさんは次々に案内を求めるお客さんたち一人ひとりに、丁寧に応えていました。その姿は、神さまからいただいている祝福を、人々に分け与えるクリスチャンの態度そのものでした。
 救いに選ばれた人は、救い主にお仕えすることで、祝福を人々に分け与える特権があるのです。

B.聖書より

それで、神はご自分の僕を立て、まず、あなたがたのもとに遣わしてくださったのです。それは、あなたがた一人一人を悪から離れさせ、その祝福にあずからせるためでした。」使徒言行録3章26節
 ペトロは、自分と同じ民族であるユダヤ人に、イエス様の十字架の話をし、悔い改めをすすめました。祝福の約束は、全人類のものですが、古代イスラエルの人々は、神さまと人との仲介者として選ばれていたために、救い主のイエス様はユダヤ人の間に誕生されます。それなのに、ユダヤ人は救い主を受け入れなかったのですが、使徒たちの告知によって、ユダヤ人をはじめ、他の国の人々にも救いの道が開かれているのです。
 神さまはわたしたち一人ひとりを、罪の世界から救い出し、祝福にあずからせるために、選ばれました。

C. 祈って描いた作品が国展に入選

 教会員のKさんの油絵が、今年の国展に入選しました。国展とは、新しい日本画の創造を目指して結成された国画創作協会が主催する日本最大級の公募展です。
 Kさんは、長年、ご高齢のお母様の介護をしながら、油絵を学び続けてこられました。最近、お母様が、よいホームに入れたことから、これまでよりも絵を描くことに集中できるようになり、今回、初めて応募されたのです。しかし、これで入選しなければ、もう絵はやめよう、という決意であったといわれます。そして、祈ってから作品に取り掛かったのも初めてでした。「私には能力があるのだ」と自分に自信をもたせるのではなく、この絵を見る人たちに、温かい気持ちが伝わるように、という思いで描きました。その結果が、初めて国展に提出した作品の入選です。Kさんの作品は、かつて住んでおられたタイでの追憶がテーマであり、数々の円の中に、タイの風景が夢のように描かれている構図でした。
 招待券を頂いた牧師先生夫妻は、絵を鑑賞した後、レストランで食事をしようと車を止めると、目の前にタイ・レストランがありました。タイの絵とタイ料理で、すっかりエスニックな気分を満喫され、幸せな時を過ごせたそうです。国展に選ばれた祝福を、Kさんは牧師先生夫妻に分け与えてくださいました。
 Kさんは、喜んで牛込の礼拝に出席しておられ、毎週の聖書からのメッセージと実例が、自分のためだけに語られているのではないかと思われることがしばしばあり、苦難の中で力が与えられることを感謝しておられます。そして、魂の救いに確信を得て、心に平安が与えられるから、今回の人々の心を温めるほのぼのとした作品が描けたのだと言われます。賞を受けるように選ばれた人は、その祝福を分け与える特権が与えられています。わたしたちの最高の栄誉は、イエス様の救いであり、神の国の祝福なのです。

D.結び

 神さまは私たち一人ひとりを、罪の世界から救い出し、祝福にあずからせるために、選ばれました。
 選ばれたことを知った人は、その神さまの愛に応えるために悔い改め、イエス様を受け入れ、主にお仕えしましょう。それが苦難や苦闘のない神の国に入れていただく準備ともなるのです。
 御翼2009年5月号その3より


  
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