「天下の他の名は無し」

A. 指差し確認

 「私たちが普段の仕事で義務付けられている基本動作の一つひとつは、・・・すべて意味があるのです。車掌はお客様の生命をお預かりするという、とても重大な使命を課せられています。その使命をまっとうするには、決められたことを確実に行う力、異常時にも冷静かつ迅速に判断する力、そして常にお客様の気持ちを考えることのできる力が必要です」JR東海のある車掌さんは、JRのHPに記しています。
 わたしたちの使命は、周囲に神さまの愛と正義を現すことです。そのための「基本動作」は、普段の礼拝、祈り、聖書の通読に始まり、謙遜な思いでいることなどです。それらを怠らないでいると、神さまの霊が働き、使命をまっとうするための力が与えられます。  不当に逮捕され、取り調べを受けるペトロは、聖霊で満たされて、議会で堂々と福音を語りました。

B.聖書より

ほかのだれによっても、救いは得られません。わたしたちが救われるべき名は、天下にこの名のほか、人間には与えられていないのです。」使徒言行録1章12節
 ガリラヤの漁夫にすぎないペトロが、罪もなく捕らえられたとき、堂々とユダヤの官憲(警官)にイエス様のことを証ししました。その時々にやるべきことをやっていれば、機会は与えられてきます。わたしたちが救われるべき名は、「イエス・キリスト」です。「救い」とは、あるものが正しい場所をしめること、正常な関係になる事です。
 神さまと人との関係を正しくすることのできる人物は、イエス様以外にはおられないとペトロは語っています。

C. 天才ピアニスト・レックス君

 盲目の音楽の天才、レックス君(13歳)は、どんな曲でも一度聴けば、すぐにピアノで弾けてしまいます。また、即興演奏が得意で、創造性に優れています。ところが、暮らしの中での記憶力は乏しく、自分のアパートの間取りも覚えられません。四角や三角の簡単な図形も分らず、一人でシャツのボタンもはめられません。レックス君は生まれたとき、脳に大きな腫瘍(しゅよう)があり、手術で取り除いても、盲目で自閉症という障害が残ってしまったのです。
 ショックでその現実を受け止められず、自分の人生は終わったと感じていた母親キャサリンの人生に、神さまが入ってこられました。キャサリンが教会に通うようになると間も無く、レックス君の2歳の誕生日にキーボードが届けられたのです。するとレックス君は握っていたこぶしを開き、キーボードを弾き始めました。母は、それは神さまから直接与えられたものだと確信したといいます。5歳半でピアノのレッスンを始めると、先生は、レックス君の演奏には、「神聖なる神の御手が働いている」と言いました。
 音楽の才能に目覚めると、レックス君は他の能力も発達させていきました。クリスタル・カテドラルの礼拝で、ブラームスのワルツをメドレーで弾くレックス君が、シューラー牧師に、「神さまとイエス様を信じていますか」と尋ねられると、喜びを全身で表すかのようにこう応えました。「もちろんです。僕はイエス様を愛しています。そして、シューラー先生、イエス様も僕を愛していてくださっています」と。
 母は、息子の障害を知ったとき、それは死を意味した、と語ります。しかし、イエス様の贖いを知ってから、すべての祝福が始まりました。神さまはキーボードを贈ってくださり、音楽の賜物を引き出されました。今や母子が共に喜び、人々に希望を与えています。それは、ただ音楽ができるというのではなく、イエス様に限りなく愛されているという喜びです。専門家は、レックス君は音楽家として十分独立できるだろう、と言っています。天下にイエス様の名の他に、救いはないのです。

D.結び

 

 この世が捨てたイエス様こそ、人の魂に命を与え、人格を築き上げる唯一の救い主です。それは神さまが定められたことであり、人が意見したり論じたりする問題ではありません。それを受け入れるか、受け入れないかのどちらかなのです。御翼2009年6月号その1より


  
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