父親が残すべき遺産

A. 病院での誕生日の朝

 小学2年の百恵ちゃんが、食中毒で入院中に書いた日記です。

 今日こそ、「マイバースデー」です。朝、目がさめると、お父さんがベッドのとなりのいすにすわっていました。わたしが見ると、二人でびっくりしました。お父さんが、「二分前くらいからここにいたよ」と言って、たん生日のおいのりをして下さいました。 ・・・
 そのあと、お父さんが世界地図パズルとシールを下さいました。かん護しさんが、ミニーマウスとハッピーバースデーと紙に書いて下さいました。それをかざっています。たん生日にたくさんたのしいことがあって、よかったです。 
 人格形成において、父親の愛と訓育は必要不可欠です。

B.聖書より

「あなたがたのうちで、知恵のある、賢い人はだれでしょうか。その人は、その知恵にふさわしい柔和な行いを、良い生き方によって示しなさい」ヤコブ3章13節
 神さまの知恵とは、人生を神さまの視点から眺め、状況を正しく判断できるように、神さまがくださる能力のことです。御心にかなった目的を果たすために、最善の解決策を選ぶことができます。私たちは、自分が死んだ後、子ども達に何を残すかは、私たちの行いや生き方の選択次第です。

C.父親が子どもに残すべき遺産

 佐藤順先生の父親である佐藤陽二先生が、神さまへの信仰を頼りに渡米した1966〜68年までの2年間、順先生は、お父さまから純真な人格、知恵、訓練、神さまの前での謙遜さ、家族愛・責任、柔和などの性質を学ばれました。コヴィーナ市のデパートで買い物をしているお母さまが、やっとお店から出てこられたとき、お父さまはいらいらしながら勢いよく車をバックさせました。すると、駐車場にあった鉄柱にぶつかり、後部のバンパーが曲がってしまいました。お父さまは、神さまに叱られたと思い、せっかく買い物を楽しんでいたお母さまを叱ったことを悔い改められました。板金屋に修理に持ってゆくと、なじみの優しい店主が、お父さまが牧師だからと無料で修理してくれました。なおも代金を支払おうとすると彼は、「私が天に積んだ宝を奪う気かい?」と受け取りませんでした。
 その20年後、順先生が路上駐車させていたとき、バックしてきたトラックにぶつけられ、前部のバンパーがへこみました。先生は迷わず、あの板金屋に持っていき、店主に、かつて無料でバンパーを直してもらった牧師の息子だと伝えると、とても喜んでくれたのです。今度は、相手の保険で支払われる修理代を受け取っていただけました。先生は、神さまの前での謙虚さを、お父さまから学ばれました。
 私たちはだれも、自分の力で、良い父親になることはできません。しかし、イエス様の十字架のあがないを信じて悔い改めるなら、聖霊がその人のうちに住み、御心にかなった人となるように力を与えてくださいます。父親が永遠に続くものを残すためには、イエス・キリストと個人的な関わりを持ち、聖霊に満たされていなければならないのです。

 

D.結び

 

 私たちは、自分が死んだ後、家族にどのような財産を残すかは、私たちの選択次第です。決してお金では買うことのできない、そして死によって取り去ることのできない、キリストに基盤を置く、大切な価値観、霊的な財産を残しましょう。
御翼2009年7月号その2 父の日礼拝より


  
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