「傷ついた心に向かって御言葉を語る」

A. 「氷壁」の主題歌

 NHKの土曜ドラマ「氷壁」の主題歌「彼方の光」を歌ったのは、英国の少年合唱団「リベラ」で、神さまのご栄光を讃える聖歌隊です。クリスチャンの少ない日本でも、芸術性の高い聖歌隊がテレビの主題歌として受け入れられる現実は、音楽を通して神さまにお仕えする人々の大切さを物語っています。
 福音を伝えるには、御言葉を専門に語る伝道者と、具体的に愛の奉仕をする人々が必要なのです。

B.聖書より

(5)一同はこの提案に賛成し、信仰と聖霊に満ちている人ステファノと、ほかにフィリポ、プロコロ、ニカノル、ティモン、パルメナ、アンティオキア出身の改宗者ニコラオを選んで、(6)使徒たちの前に立たせた。使徒たちは、祈って彼らの上に手を置いた。
使徒言行録6章5〜6節

 会衆一同は、「使徒たちは、祈りと御言葉のご用に専念したい」という提案に賛成し、それぞれの賜物を用いて神さまの愛が実践されるために、信仰と聖霊に満ちたステファノや他6名が選び出されました。彼らの上に手を置いて祈るのは、聖霊が授けられることの象徴です。わたしたちは、一人一人違った賜物が与えられていて、神さまの御用をするのです。イエス様によって、それが正しい方向で発揮できるようになります。

C. メイク・ア・ウィッシュ

 「メイク・ア・ウィッシュ」(願いごとをする)と言う名のボランティア団体は、3歳から18歳未満の難病と闘っている子どもたちの夢をかなえ、生きる力や病気と闘う勇気を持ってもらいたいと願って設立されました。本部はアメリカのアリゾナ州フェニックスにある、世界最大の「願いをかなえる(wish granting)」ボランティア団体で、全世界では他の27か国に支部を置いて活動しています。以下は、メイク・ア・ウィッシュ・オブ・ジャパンのホームページからの引用です。

 メイク・ア・ウィッシュは1980年にアメリカで発足しました。アリゾナに住む、クリスという7歳の男の子は警察官になるのが夢でした。しかし白血病にかかり、学校に行くこともできなくなってしまいました。この少年の話を聞いたアリゾナ警察の警察官たちは、本物そっくりの制服とヘルメットとバッジを用意し、クリスを名誉警察官に任命することにしたのです。小さな名誉警察官は規則に従って宣誓し、駐車違反の取締りもし、また、ヘリコプターに乗って空からの監視もさせてもらいました。ミニチュアのバイクもプレゼントされクリスは大喜びでした。5日後、クリスは亡くなりました。警察では、名誉警察官のための葬儀を執り行いました。ほんの短い間でしたがクリスの夢はかなったのです。クリスの夢の実現に関わった人々は、他にも、大きな夢を持ちながら、難病のため夢をかなえることができない子どもたちがいるに違いないと考えました。こうして設立されたのが、メイク・ア・ウィッシュ基金なのです。
 設立者は、クリス君の母親とその仲間です。クリス君は亡くなる直前、「お母さんも一緒に来てよ!」と叫ぶクリス君に、クリスチャンの母は「お母さんもそうしたいけれど、神さまからこの地上で果たすべき使命が与えられている限り、お母さんはここに残って、世の中を良くする働きをしなければならないのよ。でも、霊の世界で、いつも一緒にいるわ、わかってね。」と言いました。
 クリスが天に召されると、しばらく母は悲しみのどん底にいましたが、一緒にクリスの願いをかなえてあげた仲間から、「世の中には、クリス君と同じように、夢をかなえて欲しいと願っている子がたくさんいるはずだ」と言われて、ボランティア団体を立ち上げます。すると、母はやっと悲しみから立ち直ることができました。今も母は講演活動を通して、団体への寄付を呼びかけています。

D.結び

 神さまの愛を実現するキリストの体(教会)を構成する私たちクリスチャンは、それぞれの賜物を用いて、自分に最も相応しい方法で、神さまの愛を実践するために召し出されています。福音を語る教職者と、聖霊で満たされて具体的な奉仕をする人々がいる所が、神さまの言葉を発展させる最強の教会となるのです。
御翼2009年8月号その2より


  
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