2017年御翼10月号その1

                           

幸せな結婚生活は独身時代に始まる

 ―― デビ・ジョーンズ&ジャッキー・ケンダル
〔『貴女あなたを輝かせる10章』(いのちのことば社)より〕
 人生の究極的完成は結婚にあると多くの人は思っている。女性ならば、心にひそむ寂しさは「一人の男性」と出会うことによって慰められるのだと思い込む。テレビドラマや女性雑誌から、「白馬の王子様」と結婚しさえすれば、バラ色の日々が訪れると心に植え付けられているからだ。しかし実際は、男性も子供も、心を真には満たしてはくれない。それが満たされるのは、究極の花婿キリストと出会い、神の子とされ、前述の性質が備えられた時である。
 だから、女性としての幸せの第一歩は、自分にふさわしい男性を見つけ出すことではなく、自分がキリストの花嫁、神の子としてふさわしい女性になることである。独身時代から、自由や時間、機動力、お金を有効に用いて、内面を美しくして行く必要があるのだ。内面の美しさ(ペテロ第一3・4「むしろそれは、柔和でしとやかな気立てという朽ちないもので飾られた、内面的な人柄であるべきです。このような装いこそ、神の御前でまことに価値があるのです。」)は、年を重ねると共に増して行く。内面の美しさの追求は、男女、独身、既婚に関係なく、全ての者の目標なのだ。私たちは外見美、内面美のどちらで魅力的になりたいだろうか。

 独身であろうと、死別であろうと、一人でいる時間を嘆くより、その自由な時間を神からの大切なプレゼントとして受け取ろう。独身の時間は主に仕える機会の詰まったパッケージであり、自己憐憫(れんびん)に陥らなければ、豊かな時間になる。神に仕える方法は、教える、人の話を聞いて励ます、祈る、手紙を書く、もてなす、生活を助けるなどである。

内面美(美徳)の女性 外見美の女性
すべての人にフレンドリーで魅力的 利用できる人にだけ親切
神を第一に求める 人間関係を第一優先にする
人生のゴールが魅力的なので人から関心を持たれる 恋人・配偶者募集中の人として知られる
主が願われる女性になりつつある 見つけ出されるのを待っている
現実的である ロマンチックな憧れに生きている
交際中の男性に最善の益となることに 関心 二人の関係において自分の未来がどうなるかに関心
霊的なチャレンジをする 性的なことに動かされやすい
積極的に声をかけて交わる 相手から声をかけられることを期待す
言葉で人とコミュニケーションをとる 壁の花のように一人で座っているだけ
主に自分を捧げる 男性にくっついて回る
長続きする友人関係のために心を準備 人間関係はゲームをしている感覚
いろいろな人との交わりに心を開く 一つの関係にとらわれる
神に平安と確信を見出す 「交際中の男性」がいないと不安定
優れた品性を忍耐強く形成する 彼が今すぐ欲しい
神に信頼する 男性を射止める計画や作戦に信頼する
あせらず忍耐して待つ 男性を物色中である

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