―― デビ・ジョーンズ&ジャッキー・ケンダル
〔『貴女あなたを輝かせる10章』(いのちのことば社)より〕
人生の究極的完成は結婚にあると多くの人は思っている。女性ならば、心にひそむ寂しさは「一人の男性」と出会うことによって慰められるのだと思い込む。テレビドラマや女性雑誌から、「白馬の王子様」と結婚しさえすれば、バラ色の日々が訪れると心に植え付けられているからだ。しかし実際は、男性も子供も、心を真には満たしてはくれない。それが満たされるのは、究極の花婿キリストと出会い、神の子とされ、前述の性質が備えられた時である。
だから、女性としての幸せの第一歩は、自分にふさわしい男性を見つけ出すことではなく、自分がキリストの花嫁、神の子としてふさわしい女性になることである。独身時代から、自由や時間、機動力、お金を有効に用いて、内面を美しくして行く必要があるのだ。内面の美しさ(ペテロ第一3・4「むしろそれは、柔和でしとやかな気立てという朽ちないもので飾られた、内面的な人柄であるべきです。このような装いこそ、神の御前でまことに価値があるのです。」)は、年を重ねると共に増して行く。内面の美しさの追求は、男女、独身、既婚に関係なく、全ての者の目標なのだ。私たちは外見美、内面美のどちらで魅力的になりたいだろうか。
独身であろうと、死別であろうと、一人でいる時間を嘆くより、その自由な時間を神からの大切なプレゼントとして受け取ろう。独身の時間は主に仕える機会の詰まったパッケージであり、自己憐憫(れんびん)に陥らなければ、豊かな時間になる。神に仕える方法は、教える、人の話を聞いて励ます、祈る、手紙を書く、もてなす、生活を助けるなどである。
内面美(美徳)の女性 | 外見美の女性 |
---|---|
すべての人にフレンドリーで魅力的 | 利用できる人にだけ親切 |
神を第一に求める | 人間関係を第一優先にする |
人生のゴールが魅力的なので人から関心を持たれる | 恋人・配偶者募集中の人として知られる |
主が願われる女性になりつつある | 見つけ出されるのを待っている |
現実的である | ロマンチックな憧れに生きている |
交際中の男性に最善の益となることに 関心 | 二人の関係において自分の未来がどうなるかに関心 |
霊的なチャレンジをする | 性的なことに動かされやすい |
積極的に声をかけて交わる | 相手から声をかけられることを期待す |
言葉で人とコミュニケーションをとる | 壁の花のように一人で座っているだけ |
主に自分を捧げる | 男性にくっついて回る |
長続きする友人関係のために心を準備 | 人間関係はゲームをしている感覚 |
いろいろな人との交わりに心を開く | 一つの関係にとらわれる |
神に平安と確信を見出す | 「交際中の男性」がいないと不安定 |
優れた品性を忍耐強く形成する | 彼が今すぐ欲しい |
神に信頼する | 男性を射止める計画や作戦に信頼する |
あせらず忍耐して待つ | 男性を物色中である |