9 メッセージ|牛込キリスト教会

2017年御翼9月号その3

                           

心から戦争を憎む あるアメリカ人の信念―― シュモー

 
真の悔い改め  Robert H. Schuller, Hours of Power March 9より  

 否定的な悔い改めは、人から情熱を奪い去ってしまう。「私は価値のない存在である。私は悪者である。私は何もできない」と。このように自分自身を否定することからは、実直さは生まれ出ない。
一方、前向きな悔い改めからは、以下のような思いが生まれてくる。「今までは、神さまから与えられた夢を信じなかったことを悔い改めます。これからは、信じて行きます」「今までは、十字架上で私のために死んでくださった主イエスのようには、自分を愛することができなかったことを悔い改めます。これからは、神さまが私を愛しておられることを思い起こし、自分自身を愛せるようにします」「今までは自己中心的過ぎて、失敗への恐れに屈していたことを悔い改めます。人から笑いものにされるのが嫌だったのです。これからは、神のために偉大なことをしようと思います」「私は正義のために身を献げます。正しいことを行いたいです。たとえ不可能に思えるようなことであっても、神が賜ってくださった夢を受け止め、それに向かって行きます」

 真の悔い改めにより、「自分の好み、やりたい事」を「神の御(み)旨(むね)」に近づかせることができる。

 原爆投下から四年後、焼け野原からの復興中の広島に、米国人クリスチャンのフロイド・シュモーが仲間と共に、日本家屋二棟を建て始めた。資金は米国内での募金、広島市が協力し、シュモーたちに土地を提供しての活動である。彼らは、市内の教会に寝泊まりしながら作業したが、ときには「原爆を落としたアメリカ人め! 家族を返せ!」と罵声を浴びせられることもあった。どんなことを言われようと、今できることを精一杯やるしかなかった。やがて、地元の人々が作業を手伝ってくれるようになり、完成した家は広島市に寄贈され、くじ引きで入居者が決められた。
シュモーの本当の夢は、家を建てることではなかった。シュモーは原爆を落としたアメリカ人としてずっと心を痛めてきた。「この家は、単に戦争中に焼失した何百万もの家の中の一軒に代わるだけのものというのではなく、わたしたちの想いのしるし、象徴となるはずです」とシュモーはある日本人青年への手紙に記している。
 シュモーたちは、翌年からも四年続けて来日し、広島に21軒の家を建てたあと、長崎にも多くの家を建築した。その後、彼は朝鮮戦争後の韓国にも家を建て、アメリカの原爆実験を非難した。 エジプトに渡り、難民救助活動も行った。その功績を称え、日本政府は一九八二年に勲章を授与、翌年には、広島市特別栄誉市民になった。その後、平和活動家に贈られる谷本 清 平和賞を受賞すると、賞金は全て、自身の信じる平和活動に費やした。そして16年前、105歳でその生涯を閉じた。今年の春、リニューアルされた広島平和記念資料館には、シュモーの功績が展示されるようになった。

 アンビリバボー「心から戦争を憎む あるアメリカ人の信念」(フロイド・シュモー)2017年8月3日フジテレビより

 御翼一覧  HOME