2019年御翼9月号その3

                           

人の衝動的な思いや直観力、良心を用いて神は導かれる。

ローマ9・1「わたしはキリストに結ばれた者として真実を語り、偽りは言わない。わたしの良心も聖霊によって証ししていることですが、」
 聖霊は、人の良心に語りかける。突然のひらめき、良心に従った決断は、その時は小さな決断だと思えることが、実は人生を大きく進展させる。
 
「魂の神学」
1.教会は魂のことをするところ
2.魂とは、神とつながることができる、人の本質的な存在である。
3.魂の働きは、①愛すること、②思いつくこと、③ひらめくこと、④夢を見ること、⑤良心の働きをすること、である。
4.魂が神の聖霊を受けた時に、人の思いを越えた出来事(祝福)が展開する。
5.魂が聖霊を受けるのは、主イエスの十字架により、自分の魂の罪が贖(あがな)われると信じた時である。

 日本が太平洋戦争に負けたのは、大艦巨砲主義だったからだと言われることがある。では、航空戦で優位になるため、戦艦大和や武蔵ではなく、航空母艦や戦闘機を米軍より多く製造すれば、戦争に勝てたのであろうか。
戦時中、日本はゼロ戦を一万機製造、陸軍は隼を約六千機製造、その他、爆撃機や攻撃機を合わせると、陸海軍合わせて四万機の軍用機があった。対する米軍は十七万機である。これでは勝ち目がないであろう。
 それでは、日本軍が航空機を何十万機も製造したならば、戦争には勝てたであろうか。敵国は、最後には原爆を使う国だったことを考えれば、通常兵器をどれだけ装備しても、降伏せざるを得ないであろう。一般市民を虐殺することは、国際法でも禁じられており、原爆を使って民間人もろとも都市を消滅させるのは、もはや戦争とは呼べない。そんな狂気に巻き込まれたのが日本国であり、「真珠湾を攻撃したから、原爆を落とされ、戦争に負けた」という構図は、捨てた方がよさそうである。戦後植え付けられた「開戦罪悪論」により、必要以上に自分たちを卑下することはやめ、戦い抜いた精神を神に向けて、神の子らしく生きるべきなのだ。
 こういうことに、ようやく気付かされた。そこには、教会員の奥田四郎さん(海軍兵学校75期)のご指南があり、背後には主のお導きがあった。

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