2021年御翼10月号その4

       

「御言葉を黙想する」―― ケイ・ウォレン師

 イエス様の、心を神に向けて、神のご栄光を現わす生き方は、すべての人のお手本である。イエス様により近づくために、御言葉を黙想することが有効である。
「御言葉を黙想する」(ケイ・ウォレン師)
 黙想というのは、御言葉の真理を自分の生活に適用するために、聖書の一節に焦点を絞って考えることです。みなさんの中に、思い煩いの得意な人はどれくらいいらっしゃいますか? もしあなたが思い煩うことを知っている人であるならば、御言葉を黙想することもできるはずです。思い煩いというのは、言い換えれば、否定的な事柄を黙想することだからです。もしあなたが、御言葉の肯定的な真理に心を向け、それを思いめぐらしていくなら、そのとき、聖書の命じている黙想をしていることになるわけです。御言葉を黙想すべき理由は、キリストに似た者となるためである。
 「あなたの人生は、あなたの考え方によって形づくられるからです」(箴言4・23リビングバイブル)
私たちの人生は、自分がいつも考えているように導かれていく傾向があります。「何かに挑戦してみてもどうせ失敗するに決まっている」などと考えていると、そのようなことが起こる可能性を引き寄せることになってしまうのです。ですから、キリストに似た者となるためには、いつもキリストのことを考えるようにすればよいのです。ローマ12・2はこう教えています。「むしろ、心を一新することによって神に造り変えていただきなさい」御言葉を黙想し、主について思いめぐらすとき、私たちは、自分の心を神に造り変えていただいているのであって、具体的には悪い思い(考え)を良い思い(考え)に置き換えているのです。みことばと主ご自身について深く考えれば考えるほど、私たちはいよいよキリストに似た者とされていきます。
私たちがいつも主イエス・キリストとその御心を思い、キリストに似せられていくことを考えているなら、私たちはこのみことばに約束されているように人生の勝利者となることができるでしょう。つまり、人々に対して否定的な態度ではなく、もっと愛に満ちた態度で接することができるようになり、仕事においてももっと誠実に振る舞えるようになり、その結果として神が人間関係においても仕事の面においても祝福を与えてくださるようになるのです。 
リック・ウォレン『霊的成長をもたらす4つの習慣』より抜粋

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