2009年7月19日
教会に属していない人々を教会に入れるために、牧師は、どのような説教をしたらよいのか。
- 聞き手を責めない。
人の魂は、他人から自分の過去の過ちを指摘されなくとも、その罪深さは理解している。この罪の観念が、彼らを教会から遠ざけているのだ。イエス様は偽善者を叱られたが、罪に沈む人々を責めなかった。
- すべてのメッセージが、聴衆の積極的感情を刺激するようにする。
積極的感情とは、愛、喜び、平和、親切、柔和、善、信仰、希望、ユーモア、熱望、信頼、尊敬、自信、熱心、大志、勇気、楽観主義などである(ガラテヤ5:22参照)。否定的感情―恐れ、疑い、怒り、偏見、悲しみ、失望、自己嫌悪、厭世主義(世の中をいやなものと思うこと)―をはたらかせてはならない。
- メッセージに良い例話を用いる。
礼拝でのメッセージは、説教するのではなく、神の御業を証しすべきものである。その意味で、実話を用いることは必要不可欠なのだ。
- どのようなメッセージも、ある特別な人間の問題に狙いを定める。
成功の秘訣は、傷を見出し、それをいやすことである。
(使徒 20:35 あなたがたもこのように働いて弱い者を助けるように」)
「傷ついた心に向かって説教しなさい。そうすればあなたは、いつでも時代の最先端を行くであろう」
リチャード・バックスター(17世紀の神学者)
- 常に人々をイエス・キリストへ導く。
日本にいる宣教師が、シューラー博士に次のように語った。「ここにいる人々は、ほんとうにイエス・キリストに興味を持っています。けれども、キリスト教については聞こうとはしません」と。
このキリストに従えば、どれだけ素晴らしい人間になれるかを伝えることが大切である。
ロバート・シューラー著/佐藤陽二訳『あなたの教会は必ず成長する』(聖文舎)より
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