2009年9月6日

 元日銀総裁の故・速水 優さんは、母と兄が昭和の初めからクリスチャンであり、戦争から東京商科大学に復員してきた終戦の年のクリスマスに、洗礼を受けた。それ以来、阿佐ヶ谷教会に籍をおき、どんなに忙しくても出来るだけ日曜礼拝に出席した。
 速水さんは、礼拝中、講壇の後ろの十字架をキリストの象徴と思って見上げ、神と一対一の直接の話し合いを黙ってしたという。「この神との対面で、過ぎた一週間の自分の行為を反省し、悔い改めて神の前で次の一週間の行動と意志を決めて行く。神と一対一で話合うことが出来ることが、次の週のリフレッシュメントをもたらす。これを慣習のように続けてきた。これは、クリスチャンになったことの幸福の一つだと思っている」と証しておられる。
 そして、総裁時代、国会に呼ばれて難しい質問を受けたり、難しい決断をするときはいつも、以下の三つのことを自分に言い聞かせて、上を向いて仕事を進めてきたという。1. 主ともにいます「恐れるな。わたしは汝と共にある」(イザヤ書43:5) 2.主われを愛す 3.主すべてを知り給う。
 「神さまは全部ご存知であるから、自分がいくら隠してもだめである。相手のことも分かってフェアに決めていかなければだめである。この三つのことをいつも覚え、イエスかノーをはっきりと言ってきたつもりである」と速水さんは語っていた。

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