2010年6月20日

 

 プレスリー一家にとって一週間に一度、近くの教会に出席するのが何よりの楽しみであった。時にはヴァーノンとグラディス(エルヴィスの両親)が、礼拝でデュエットすることもあった。
 信仰心の篤いプレスリー一家の生活の中で、エルヴィスは幼いころから神への「祈り」が、いかに大事なことかを教えられていた。それは成長してからも、人生において多くの問題に対処する力となった。彼は小さなアッセンブリー・オブ・ゴッド教会に両親、親族と出席していた頃、9歳で洗礼を受けている(箴言22:6「子をその行くべき道に従って教えよ、そうすれば年老いても、それを離れることがない」)。 
 「彼は聖書をよく読み、聖句をよく理解していました。愛情豊かな人間でしたが、それだけでは充分でないこともよく承知していました。エルヴィスは本当に強い信仰を持っていました」と、叔母(父の妹、女性牧師)は証言している。
 エルヴィスは人に分け与えること、愛すること、同情、配慮、赦すことなどをとても大切にした。また、富を一人占めすることなく、持たぬ人々に惜しみなく分け与えていた。
柳生 望・靖子『エルヴィス アメリカの青春』(テレビ朝日)より

バックナンバーはこちら HOME