2011年10月9日

もっと気軽に伝道しよう 三浦綾子 「信徒の友 1973年9月号」より

 伝道とは何か。道を伝えることである。道とは何か。キリストのことである。伝道は大変だという。確かに大変かもしれない。だが、それほど大変でないような気もする。
 よく自分の信仰が立派になり、人格が立派になってから伝道するという人がいる。自分の信仰や人格が立派になったと自認するようでは、その信仰も人格もいい加減なものだ。
 伝道とは牧師がするのでもなければ、他の立派な信者がするものでもない。福音にあずかり、救いの喜びを得たこの自分自身がするものなのだ。伝道がふるわなければ、誰かの責任であるかのように思うのは大まちがいで、各自が自分の責任だと悔い改めればよい。
 伝道は隣人への最大のプレゼントだ。自分の得た最大のよいものを、他の人に分かつのである。適切な本を贈るのもよし、口で伝えるのもよし、気軽に喜んで伝道することだ。そしてそれが、信者の第一のつとめだと自分にいい聞かせることが伝道を盛んにする第一歩ではないだろうか。(テモテ第二4:2「御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。」)

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