2011年11月27日

 フランスの哲学者アランは、『幸福論』の中で人間関係について以下のように記している。
 「くだもの一個であってもおいしくなるように何か工夫することができる。結婚生活やどの他のあらゆる人間関係についてはなおさらである。人とのつながりはそのときの天気や風向きによって快適だったりそうではなかったりするような、木陰のようなものではない。それどころか魔法使いが雨を降らせたり天気にしたりする奇跡の場所なのである」と。
 アランは人と人との関わりは、お天気任せのようなものではなく、自分たちの手でおいしく育てる果実のようなものだと考えたのだ。そして、人との本当のつながりが実現することは、奇跡と言ってもいいくらい難しいという。
 イエス・キリストは言われた。「友のために自分の命を捨てること、これ以上に大きな愛はない」(ヨハネ15:13)と。犠牲愛ほど人間関係を育てるものはない。
 そして、真の犠牲愛を実践するためには、神の独り子であるイエスが、自分のために命を捨ててくださったという奇跡を知らなくてはならないのだ。

バックナンバーはこちら HOME