2012年10月7日 望みの錨

酒の害  山室軍平『禁酒のすすめ』(救世軍出版供給部)より

  1. 酒は健康を害するものである    
  2. 酒は寿命を縮めるものである
  3. 酒は知恵の鏡を曇らすものである「酒が内に入れば知恵が外に抜ける」
  4. 酒は人を不品行に導くものである  
  5. 酒を飲むことは濫費である
  6. 酒は家庭を乱すものである
    ある人の言葉に「悪人が死んで落ち行く地獄のさまを、この世で見たいと思うならば、酒飲みの家庭に行って見よ」ということがある。酒を家庭に入れるがために、親子喧嘩、兄弟争い、夫婦別れなど不吉な事が行われ、不良少年が出来、道楽息子があらわれる。山室軍平が名古屋の日本陶器会社で演説したときのことである。かなり給料はとるが酒の癖の悪いため、自分でも不愉快に思い、妻子にも不自由させている職工がいた。その日の演説会を機会に断然禁酒したお蔭で、自分が酒を飲む代わりに、家内子どもと一緒に毎週一回好きな食べ物を調え、さらに毎月15円(当時の金一円は今日の約千円)ずつの貯金ができたという。幸福な家庭を営もうとするには、どうしても禁酒を主義としなければならない。
  7. 酒は子孫をわざわいするものである
    救世軍によってキリストに救われ、酒をやめたある人がこう言った。「わが子ながらも酒を飲んでおった間に出来たのと、禁酒して後に出来たのとは、禁酒して後にできた方が万事に優れております。恐ろしいものであります」と。酒は永く後世子孫にまで大なる災いをのこすものであるから、人は子孫に対する義理から言っても、決して酒など飲むべきではないのである。
  8. 酒は犯罪の手引きをするものである
    「英国における重犯罪の4/5は、みな過度に酒を飲んだ結果起こったものである」「ニューヨークの警察は酒のあるために存在しておるのである」 いずれも当局の信用すべき人々の説である。
  9. 酒は社会の風俗を傷つけるものである
    ベーコンは、「この世に行われるいっさいの犯罪を合わせても、酒に酔うことくらい多くの人間を殺し、多くの貧窮をかもしだすものはない」といい、グラッドストンは「戦争と、疫病と、飢饉と、この三つのものを合わせても、酒ほどに人の命をとるものはない」と言った。
  10. 酒は人を滅亡に落とすものである
    人間の体は「神の宮」(コリント第一3:16)ととなえられ、神さまの聖なる霊をその中に宿し、清く正しき世渡りをなすべきはずのものであるのに、酒飲みはこれをいわゆる「酒(しゅ)嚢(のう)飯(はん)袋(たい)」となしおわるものである。酒を盛る嚢(ふくろ)、また飯(めし)を包む袋となしおわるものである。   

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