自己認識 自分が何者なのかを知る
イエスは言われました。「わたしは自分がだれなのかをよく知っています。わたしは自分のことを証言しているのです」(ヨハネ8:18)。自分というものを理解しておかなければ、他人に操られたり、本当の自分ではない「だれか」を演じるようになってしまうのです。
人生のストレスの多くは、仮面をかぶって生きること、2つの顔を使い分けること、偽りの自分を演じること、あるいは自分ではないだれかになろうとすることなどに起因しています。非現実的な理想を揚げて懸命に努力を重ねますが、決してそこに到達することなく、いら立ちとプレッシャーに悩まされるようになるのです。
自分がだれなのかを知るためには、自分がだれのものであるのか、つまり自分の起源がどこにあるのかということを知る必要があります。すなわち、私は神の子であり、偶然にではなく目的があって生かされているということ、私は神に深く愛され、受け入れられている存在であること、神は私の人生に計画を持っておられるということ、そして神が私を造られたのだから、私はかけがえのない存在なのだということをしっかりと理解することです。この問題を解決しない限り、あなたは絶えず不安に悩まされることになるのです。
リック・ウォレン『人生の難題はこうして乗り越えよう!』より