2013年11月17日 望みの錨

 人間は自分のもてる力を最高に発揮すれば、驚くほどのことができる。そのために必要なことは、「物事を前向きに考える」ことで、劣等感を 克服し自分に自信がもてるようになることである。
 しかし、いくら前向きに考えても、「心から信じること」が抜け落ちていれば意味がない。思考がロケットそのものだとすれば、信じることはロケットを宇宙に送る推進燃料といえる。思考は行為の親である、というが、実際に行為を引き起こすのは信じる力なのだ。
 更に、その道で一家をなした(権威となった)信念の人は、総じて あふれるばかりの情熱の持ち主である。人間はもともと情熱を燃やす ように生まれついている。そもそも“enthusiasm”(情熱)という英語は   “en theos”というギリシャ語からきたもので、神が乗り移った″  神が宿った″の意である。情熱に燃えているとき、人は輝いて見える。心はとぎすまされ、鋭い直観が働き、生命力や創造力が平素よりぐんと高まっている。そんな状態にあるとき、人はやる気にあふれ、めざましい成果をあげる。(コリント第一 6:19 「あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿っている聖霊の宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。」)
 素晴らしい人生の三つの秘訣は、思考、信仰、情熱である。情熱のない人は、どうすれば情熱をかきたてることができるのだろうか。それは、大きな紙を用意し、自分の財産を列挙し、番号を打って、全部でいくつあるかを数えることである。@生きている(死んでいたらこれを書くことはできない)、A息ができる、B歩ける、C食べることができる、D頭の上には屋根がある、E読むことができる、F立派な頭がある(考えることができることから、それがわかる)G日が照っている、H雨が降っている(すばらしいじゃないか。雨は必要だ)、I自分の抱えている問題(どうすればよいか、どうして抜け出すか考えるので、人間が鍛えられる)。 
N.V. ピール『生きるって素晴らしい』(ダイヤモンド社)より

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