2014年12月14日 望みの錨

鳥は飛び方を変えることはできない。
動物は、這(は)い方、走り方を変えることはできない。
しかし、人間は生き方を変えることができる。
繰り返す毎日の行動を変えることにより、
新しい習慣形式により、
新しい習慣の選択を人間は決意できる。
人間には選択の自由がある。
そして、意志と努力により、
新しい自己を形成することができる。
それは、人間と動物とを根本的に区別するものといえよう。

 この私の言葉には、この本を通して私が伝えたいすべての内容が詰まっています。習慣には固定のスタイルはありませんから、どうデザインしようと、どう選択しようと、まったく個人の自由というわけです。そして、それは人間にのみ認められた特技なのです。
 こうしたことを忘れずに、習慣と上手につきあい、体と心の可能性を最大限に生かしながら大切に育てることが、与えられた人生を豊かに、そして楽しく生ききる術ではないかと思います。
(詩編119編174節 主よ、御救いをわたしは望みます。
あなたの律法はわたしの楽しみです。)      

日野原重明『生きるのが楽しくなる15の習慣』(講談社)

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