2015年10月18日 望みの錨

 

茶道の精神を五つのキーワード(御言葉は佐藤 順による)
1. おもてなしの心
自分を下げ、客には思いつく限りの丁寧さで対応します。ただ、茶道では客も亭主(客を招く側の人)も常に対等の立場にあります。亭主が出したお茶に対して、客はありがたく飲み、お茶の入った器を乱雑に扱ったり、自分の要望を突き付けたりしてはいけません。
フィリピ2:3〜4「(3)へりくだって、互いに相手を自分よりも優れた者と考え、(4)めいめい自分のことだけでなく、他人のことにも注意を払いなさい。」
2. 侘び寂び(わびさび)
侘び寂びは言ってしまえば「地味」です。地味を愛する性格を究極まで突き詰めたものが茶道と言っても過言ではないでしょう。今在ることに感謝し、必要でないものを全て削ぎ落とした完璧なまでのシンプルさ。虚飾を全て捨て去って残る清らかな美しさ、それが侘び寂びなのです。
  テサロニケ第一5:18「どんなことにも感謝しなさい。」
3. 不完全美への傾倒
花が散りゆくときや月が欠けゆくときの儚さや切なさ、そういった感情も素敵なものです。茶道の世界では特にそれが如実に物語られています。例えば使用される道具は地味なものも多いです。
コリント第二12:9「力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」
4. 一期一会(いちごいちえ)
一度きりの出会いを、感謝と感動の念をもって大切にしなさいということです。同じ客で同じ道具で茶会を開いたとしても、交わした言葉、思った気持ち、垣間見た笑顔、それら全てを尊く愛しく思うのです。
マタイ 25:40 「そこで、王は答える。『はっきり言っておく。わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである。』」
5. 和敬清寂(わけいせいじゃく)
前の二文字は茶事における主客相互の心得、後の二文字は茶庭、茶室、茶器に関する心得。
和…和合、調和の意。互いに楽しもうという心。
敬…他を敬愛する心。
清…清潔、清廉の義。まわりも自らも清らかでありなさいという教え。
寂…寂静、閑寂の意。要らないものを捨て去ることで生まれる。
ヨハネ13:34「わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」

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