2016年4月17日 望みの錨

 

 カルカッタに住むマザー・テレサは、1979年、インドの貧しい人びとへの犠牲的な奉仕に対してノーベル平和賞を与えられた。彼女は、『神への献げ物』という本のなかで、喜びは、日常生活のありふれた事柄のなかで、神の意志を実行しようとするところに生まれる、と言っている。
 私たちはみな、神と共に天に住むことを願います。けれども、天国は、私たちの近くにあります。(ルカ 17:21 『ここにある』『あそこにある』と言えるものでもない。実に、神の国はあなたがたの間にあるのだ。」)いまここで、天にいるように、神と共に住むことができるのです。この瞬間に、神と共にある幸福を味わうことができるのです。いま神と共に幸福であるとは、つぎのようなときです。

 神が愛してくださるように、愛しているとき。
 神が助けてくださるように、助けているとき。
 神が与えてくださるように、与えているとき。
 神が仕えてくださるように、仕えているとき。
 神が救ってくださるように、救っているとき。
 一日二十四時間のすべてを、神と共に在るとき。
 困窮している人の姿をとって、そのなかに身を隠している神に触れるとき。

 マザー・テレサが心をこめて勧めるような形で、愛し、与え、助け、仕えるならば、喜びが深まり、神の造った世界と人びとに対する関心と情熱が、限りなく増し加わるだろう。その結果、人生は素晴らしいものになる。このうえもなく素晴らしいものになる。人生の意味と目標が、大きく豊かなものとなる。生きていることを喜べるようになる。
   N・V・ピール『積極的考え方の人生』(ダイヤモンド社)より

                                            

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