2016年8月7日 望みの錨

 

 だれのためであれ、人生の重荷を軽くしてあげる人であれば、その人は無用の人ではない。レオ・トルストイも言っている。「人生を奉仕と考えるとき、自分と自分の幸せ以外の目的をはっきりともつとき、そのときはじめて喜びを手にすることができる。
 真の喜びと情熱をもつためには、自分のことだけ考えることをやめ、心を外に向けなければならないようだ。また、心のなかにある善意を態度にあらわし、さらに強め、すべての人に対する愛の姿勢にまで高めねばならない。人は愛を求めている。あなたが心から人に愛を注ぐなら、あなたは人に愛され、深い真の幸福があなたのまわりに広がっていくことだろう。(ヨハネ15:17 「互いに愛し合いなさい。これがわたしの命令である。」)
 多くの人びとが孤独にこの世を生きている。なんと痛ましいことだろうか。人が他の人を孤独から助けだすなら、二人の人が喜びをもつことになる。孤独だった人と、それを助けた人である。ジョン・オクスンハムは言っている。

 さびしいのですか、私の兄弟よ
 あなたのもつわずかのものを他の人に分かちなさい。
 友なき人にあなたの手を伸べなさい
 そのとき、あなたの孤独は去るでしょう。
 人を愛し、人を助けることによって、心のなかに生まれてくる喜びと情熱は、生涯を通して私たちを動機づけていく力をもつほどに、深い意味をもっている。

N・V・ピール『積極的考え方の人生』(ダイヤモンド社)

                                            

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