2016年9月11日 望みの錨

『いかにして自分の夢を実現するか』

 以前、あるセミナーで、出席者の一人が医師にこんな質問をしているのを耳にした。「先生、エネルギッシュな人というのは、我々とはどこがちがうのですか?」医師は答えた。「それは腺がおおいに関係します。血液中のアドレナリンをつくるのは内分泌腺ですから」
 それだけの答に満足できなかった私は、再び質問した。「そのアドレナリンの分泌を活発にする原因は何なのですか?」「内分泌腺は刺激を受けるとエネルギーを出します。エネルギッシュな人の内分泌腺は刺激に敏感に反応して多量のエネルギーを生み出しますが、そうでない人の内分泌腺は刺激に鈍感なのです」「その刺激とはいったい何なのですか?」「それは積極思考″です。そうでしょう?シューラー博士」そう言って、医師はにっこり笑った。
 疑い、心配、怒り、敵意、自己憐憫(れんびん)、嫉妬(しっと)などのマイナスの感情は、あなたのエネルギーを奪ってしまう。同時に、優柔不断な心も、パワーをそいでしまう。一方、やる気が起こると、心にも体にも信じられない力がみなぎってくる。信仰をもてば、神が助けてくださる。勇気を出して前進する者には、神が水門をあけてエネルギーを放出してくださる。何かを建設したり、人を助けたり、正義を守ろうと努力すれば、情熱が生まれる。そして、エネルギーは枯れることなく次々に再生されていく。(使徒言行録1:8「あなたがたの上に聖霊が降(くだ)ると、あなたがたは力を受ける。」)
 恐れないで夢をみよう。はっきりと人生のビジョンを描こう。傷ついている人をどうすれば助けられるか、リストアップしてみよう。世界には、精神的あるいは肉体的苦痛、飢えや空腹、戦争などで苦しんでいる人がたくさんいる。それを、ただ腕をこまねいて見ているだけでは許されない。
 ロバート・シューラー『いかにして自分の夢を実現するか』
(三笠書房)より 一部修正、補足

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