2020年御翼2月号その1

         

「できない」というコンプレックスをなくす八つのステップ

ロバート・H・シューラー

① 劣等感をなくしなさい
「私は年をとりすぎている」自分を変えていくのをあきらめたとき、あなたは初めて年をとりすぎたのである。「私は十分な教育を受けていない」大学の入学試験は、成功者と失敗者を区別する真実の特性、想像力、決断力、誠実さ、高潔さ、人柄の良さといったものを測定することはできない。
② 心に浮かぶ小さな可能性に対してでも、それを認知し、反応する習慣を身につけなさい
一つの力強い「できる」という考え方は、それが頭の中にとどまるのを許された場合には、人生を変える巨大な力をもっている。
③ 毎日を積極的な考えではじめ、それを持ち続けなさい
仕事を始めようとするときには、自分を攻撃する消極的な力を防御する「精神の楯」を集めることを趣味としなさい。「神にとって不可能なことは何もありません」(ルカ1・37新改訳二〇一七)
④ 頭は常に積極的な考えにさらしなさい
このテレビ番組は、文学は、会話は、私を勇気づけるものだろうか、あるいは私を意気消沈させるものだろうか? それはもっと立派な人物になりたいと、自分に願望を起こさせるのに役立つものだろうか? それは愛とか、信仰、希望、楽しみのような積極的感情を喚起するものだろうか、あるいは憎しみ、不信、恐怖、悲嘆のような消極的感情を引き起こすものだろうか?
⑤ 一週間に一度、自分自身に徹底的に、できるという考えを浸透させるようにしなさい
人間の魂のエネルギータンクは七日毎に再補給しなければならない。そのように神が人間を設計なさったのだ。前向きな精神的激励を専門とする礼拝の場所を見つけ、毎週出席しよう。
⑥ 自分自身に話しかけて、できるという考え方をさせなさい
あなたは自分自身に話しかけて、どのような態度でもとらせることができる。つぎの言葉を大きな声でくり返しなさい。「空は曇って灰色だが、私は今日は幸福なはずだ」と。自分自身に喜び、信念、希望、愛、幸福、そして高度の成功を話しかけることだ。
⑦ 祈りの力を活用しなさい
神に「できると考える人」になれるように助力を求めなさい。一度だけ求め、そのあとは感謝することを始めなさい。請願し続けることは神の耳や救いの力に対する信頼の欠如を意味することになる。最適な時期に、最適な方法で、神は答えてくださる。
⑧ 性格の健康診断を受けなさい
 まず、肉体の健康診断を受けなさい。それから、信仰的な面での健康診断も行なっておきなさい。
健全なキリスト教的信仰心は、軽蔑感を育てる罪悪、恐怖、悩み、不安から人を守ってくれる。ほんとうのキリスト教は、我々は本当にひとかどの人間になれることを説いている。「あなたは地の塩であるあなたは世の光である」とイエスは言われた。
  ロバート・H・シューラー『積極的な考え方で成功する』(産業能率大学出版部刊)より
私は偉大なことができる。
私は自分の内部深くに偉大な可能性をもっている。
私はいまだ生まれていない可能性をもっている。
私は神が私の魂に宿るとき、本当に素晴らしい人間になる。
私は今までは、あまりにも自己批判的すぎた。
私は今までは、自分自身の最悪の敵であった。
私は神の子だ。神は私を愛している。
私は、私を力づけてくれるキリストのおかけで、あらゆることをすることができる。


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