宣教・牧会の現場に出て約6年、私は説教のことで行き詰っていました。そうした中でこの神学校との出会いがあり、学ばせて頂くことにしました。

 他の神学校では説教実習の回数が限られており、聖書解釈の発表会のような感じで行われます。これで卒業し、いざ教会の現場に赴くと、殆ど何の訓練を受けないまま説教をしなければなりません。場数を踏めばそのうちできるようになると思いましたが、現実はそう甘くありませんでした。これに対し、この神学校では毎週3分間の説教実習で訓練を受け、また説教組立や実例の用い方など、実践的な説教を学ぶことが出来ます。

 ここで学び始めて半年、実例を用いることによって信徒から「最近、説教が良くなってきた」、また聖書研究会でも「分かりやすい」と言われるようになりました。また、毎週の説教で伝えたいことが明確になってきました。

 説教で悩んでいる方は多いと思われますが、ぜひ門を叩いてみることをお勧め致します。

 みことば(IIテモテ2・15「あなたは、適格者と認められて神の前に立つ者、恥じるところのない働き手、真理の言葉を正しく伝える者となるように努めなさい」)に押し出されて、導かれたのが当神学校でした。

 学びはなんと楽しく有意義であったことかと今でも深く思います。とても印象深いのは、毎回みことばが一節与えられ、そこから三分間メッセージをすることです。「導入」「聖書解釈」「例話」「結び」を起承転結に合わせて三分間以内に語ることは、良い訓練になりました。日常のことに心を向け、聖書の基本をしっかり身に付け、みことばに生きる幸いを語るということ、メッセージをする者にとって、この基本を徹底的に知らされます。

 又、「正典的聖書解釈」に基づく学び、聖書への新しいアプローチの授業、教師や学友との交わり、どれ一つとっても興味深く、聖書理解にも幅が与えられました。

 牧会者として、伝道者として、あるいはクリスチャン教育者として、スキルアップできる切っ掛けを与えてくれることは間違いないと実感しました。

 神学の学びをしたいと祈った直後、本校のパンフレットが送られてきた。迷わずに、入学を決意した。ただ、資格の問題で逡巡したところ、学長先生が快く受け入れてくださった。そのことを、何よりもまず感謝している。

 「神は、みこころのままに、あなたがたのうちに働いて志を立てさせ、事を行わせてくださるのです。」(ピリピ2:13)。この志は、主が与えてくださったとわかる。思えば、60歳までの長い道のりであった。しかし、主は私たちひとり一人に志を与えてくださっているとわかった。

 3年間、よく続けられたと我ながら感心している。それは、何よりも学びが楽しかったからだ。説教演習と説教組立は、実用的でいつもわくわくさせられた。学長が魅力的な人だったことも大きかった。説教に対する命がけの姿勢を学ぶことができた。

 福音は変わらない。しかし、伝え方、工夫、努力が違うだけなのだ。ここで学んだスピリットで日々の研鑽を死ぬまで続けて行きたい。神学生を、増やしてください、と祈った祈りに、主が答えてくださっている。これからも、もっともっと学ぶ人が増えることを待望したい。

 この春、聖書学修士課程を卒業することができました。以前から、クリスチャンとして神学の修士課程を学んでみたいという願望がありましたが、社会人として取り組めるコースが中々見当たりませんでした。 そんな中、カリフォルニア神学大学院日本校は通信で学べることが分かり、出願して履修が始まりました。会社員としての仕事をしながらでも、無理なく学び続けることができ、3年かけて卒業式を迎えました。温厚なお人柄の佐藤学長や事務手続きなどを細やかに支えてくださる佐藤夫人に支えられ、楽しく学ぶことができました。

  毎週月曜日の夜に行なわれた佐藤学長とのライン電話による3分実習が懐かしいです。最初は、いきなり聖句を与えられて、その場で3分説教できるのか緊張感がありましたが、聖霊に導かれ、徐々に形になっていきました。正典的聖書解釈も分かりやすく筋が通っていました。佐藤学長のお話からは魂の救いに対する情熱を駆り立てられ、また、神学は学ぶほどに謙遜を身に着けることが大切であるという真理が印象深く残っています。

 今後も学びを深める中で、神様と人々に対して謙虚さを深め、キリストのように変えられていきたいです。まだまだ分からないことの多いギリシャ語やヘブライ語は継続的に学びを続けていきたいと考えております。私のように忙しく仕事をしている社会人にも、ぜひカリフォルニア神学大学院日本校での学びに挑戦していただきたいと願っております。求める者には、神様が扉を開いてくださることでしょう。

 牧師となって15年が過ぎ、そつなく牧会はしていたものの、ある時、礼拝はワンパターン、信徒たちには喜びが失われていることに気づきました。当時、私の説教には情熱が込められておらず、神が神学校で学び直すことを気づかせてくださったのです。

 私は人前で話すことに恐れがあり、その苦手意識を克服するため、実践中心の学びかできる神学校を探しました。そこで目に留まったのが、カリフォルニア神学大学院日本校です。早速、授業を見学すると、説教実習の授業では、学長先生が聖書個所を指定し、その場で起承転結の3分間説教をするのです。

 聖書知識と説教力が試される実習ですが、私は主からのチャレンジと受け止め、その日の内に入学を志望しました。私に必要だったのは、人の心を捕らえ、神に関心を向ける情熱の込められた説教です。その訓練ができるのは本校だと感じ、人を活かす説教者になれると確信をもって学んでいます。

 ここで実践的説教を学ばれた方は、霊的な力ある説教者として用いられることでしょう。日本の先頭を歩む教会を建て上げられるよう、魂に命を与える説教者になりましょう。

 「何を言っているか分からなかった」。これは、ある神学校に在学中、実習先の教会で説教をした後に、信徒から言われた感想です。

 無理もありません。自己流で説教をしなければならなかったのです。当時在籍していた神学校では、実際の説教訓練は殆どありません。卒業間近に、1~2回校内の礼拝で説教をするだけで、それも聖書釈義の研究発表会というような内容でした。卒業後の訓練も受けないまま説教をすることになり、行き詰まりを感じました。

 そんな頃、カリフォルニア神学大学院日本校との出会いがありました。説教の3分実習では、瞬時にメッセージを語る訓練、実話を用いた説教の組立など実践的な学びをします。入学して数か月も経つと、信徒から「説教が分かりやすい」と言われるようになりました。以前は説教準備も乾いたタオルを絞って水を出すかのような状態でしたが、「この実話はぜひ伝えたい」と思いながら礼拝に向けて臨むようになりました。

 伝わる説教は良い牧会にも繋がっていきます。「卒業した神学校で十分な説教訓練が出来なかった。実践的な学びを…」と感じている同労の方々にお薦めしたい神学校です。

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(宗)牛込キリスト教会内 TEL03-3203-5546

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